シトルリン

スイカに含まれる美容成分・シトルリンの主な効果、むくみに良いと言われる理由、サプリを選ぶ際のポイントなどまとめました。

シトルリンが足のむくみ解消に役立つ理由

足のむくみの原因となる血行不良はシトルリンで改善されると言われています。シトルリンとはアミノ酸の一種である遊離アミノ酸のひとつで、代謝の過程で一酸化窒素を生成。血流の改善に大切な一酸化窒素の生成に深く関係していることが分かっています。生み出された一酸化窒素は、血管の周囲の筋肉をやわらかくしてくれるほか、血管内にコレステロールが溜まるのを防いでくれます。むくみの原因となっている血流の悪さを改善してむくみを解消してくれるのです。血流を改善することによって体に溜まった余分な水分の排出も効率よくできるようになります。

一酸化窒素は、ほかにも免疫力の向上や乳酸の消費を促進する効果や高い抗酸化作用を持っており、活性酸素を無害化するためにも重要な成分です。

シトルリンは体内に入ると肝臓で代謝されてアルギニンへ変化。そこから代謝サイクルの過程で一酸化窒素を生成し、むくみの原因となる血流を改善してくれるのです。しかし一酸化窒素は30歳を過ぎると生成能力が低下してしまうと言われています。シトルリンは身体の健康を保つために消費し続けられている成分です。シトルリンを積極的に摂って一酸化窒素をつくりだし、むくみの改善に努めましょう。

シトルリンとは

シトルリンは、美容やダイエットに効果的な成分として1930年に日本のスイカから発見されたアミノ酸の一種です。シトルリンという名称も、スイカの学名である「シトルラス・ブルガリス」から由来してつけられました。
シトルリンはとくに砂漠地域に自生しているスイカの原種に多く含まれている成分です。砂漠の原住民の1部ではこの野生のスイカを利用して水分補給・生活用水を確保しています。シトルリンは砂漠の強い日差しで酷く乾燥した地域でも自生している野生のスイカに欠かせない成分と考えられています。

シトルリンが発見された直後は医薬品成分として扱われ、医療業界で医師の処方箋により動脈硬化の改善薬として使用されていました。2007年以降は厚生労働省による法改正により食料品への利用ができるように。以降その効果の高さからたくさんの健康食品やサプリメントの原料として扱われています。海外でもその利用度は高く、ヨーロッパでは古くから滋養強壮や精力増強の効果があるとして医薬品として扱われてきた成分です。

シトルリンはスイカの他にも同じウリ科の植物に含まれていて、アミノ酸の中ではGABAやオルニチンと同じ特殊な部類の栄養素にあたります。遊離アミノ酸という身体を巡回するアミノ酸のひとつで血流改善や美容、冷え症、疲労回復などにも効果があります。最近では優れた保湿・美容効果から化粧品にも多く使われています。

シトルリンに期待されている効果は健康・美容に関するものだけではありません。近年ではこのシトルリンを使用して環境問題の解決に取り組む動きも出てきています。砂漠で自生できる野生スイカの強い繁殖力にはシトルリンが深く関わっていることが分かってきました。スイカだけでなく、ほかの植物でもシトルリンを増加させることで砂漠化を食い止めるのではないかと研究が進められています。

シトルリンは摂り過ぎによる副作用がなく、摂取量の上限もとくに決まっていない安全性の高い栄養素です。しかし通常の生活の中で継続的に摂取するのは非常に困難。シトルリンが配合された加工食品やサプリメントで摂るのが一般的となっています。

シトルリンの効果や効能

シトルリンの主な効果は血流を促進してくれることです。シトルリンを摂取すると代謝サイクルの中で一酸化窒素が生み出されます。この一酸化窒素によって血管が広がり、むくみの原因となっている血流改善につながるのです。

シトルリンは足のむくみ解消の効果だけでなく、健康で美しい身体づくりをサポートしてくれる美容成分でもあるのです。シトルリンのむくみ解消以外の効果や効能を見ていきましょう。

デトックス効果

デトックスとは身体の中の老廃物を体外に排出することです。血液の中には身体に必要な成分だけでなく、不要な老廃物も含まれています。身体中を血液が循環して栄養を全身に送ったり、不要な物質を集めて回ったりしているのです。血流が増えることによって、栄養素を全身に送る働きが強くなり老廃物の排出も促進されます。

コラーゲンの保護

シトルリンは皮膚の美容成分も担っている成分です。皮膚の保湿成分である天然保湿因子を構成しているアミノ酸の一種であり、肌の弾力やツヤに深く関係しています。紫外線によって分解されていく肌のコラーゲンを守るために天然保湿因子をつくり、肌の「潤い」や「ハリ」を保ってくれるのです。

冷え性改善

女性に多い冷え性の改善にもつながります。シトルリンの摂取を続けた結果、血液循環がよくなるとともに体温が上昇したという実験結果も。その効果は体感できるほどで、顔の血色もよくなったそうです。

アンチエイジング

シトルリンの代謝により生成されるアルギニン。アルギニンは成長ホルモンを促し老化現象を遅らせる効果がありますが、外部から食品で摂り入れた場合、吸収率が非常に悪いと言われています。シトルリンにより効率よく血中のアルギニンを増加させることができるのです。

髪に潤い、ボリュームアップ

アルギニンによる作用で成長ホルモンを促し、毛母細胞が活性化。さらに血行もよくなることで高い発毛効果を発揮します。

シトルリンの成分は美容やダイエット食品など多岐にわたって使用されています。さらに脳への血流がよくなり、集中力や記憶力が向上する効果も期待され研究が続けられています。シトルリンの働きによって全身の血流がよくなることが病気の予防にもつながると言えるでしょう。

シトルリンが多く含まれている食べ物

シトルリンが最も多く含まれるのがスイカです。メロンにも多く含まれているほか、きゅうりやゴーヤ、冬瓜などのウリ科の野菜に含まれています。
スイカに含まれているシトルリンの量は100gあたりにつき180mgほど。スイカにはシトルリンのほかにもカリウムやβカロテン、リコピンなど美容成分が豊富に含まれているので、ぜひ積極的に摂りたい食品です。メロンとクコの実には50mg前後のシトルリンが含まれます。きゅうりやゴーヤ、ほかにもニンニクや冬瓜にも含まれていますが、スイカに比べ1/10以下の含有量です。

多くの野菜に含まれ気軽に摂取できる栄養分と思われがちなシトルリンですが、実は食べる部分ではなく皮の方に多く含まれています。スイカの場合、皮の部分の方が2倍程のシトルリンが含まれていますが、スイカの皮を食べるとなると料理法が限られ、ひんぱんに口にすることはできないものです。また、夏場しか購入できないという季節的な問題もあります。1日に必要なシトルリンの量は800mgが目安ですが、スイカの皮で計算すると1日に500gものスイカの皮を口にしなければならず、毎日摂ることは現実的ではありません。シトルリンは摂り過ぎによる副作用がありません。人の体内でも合成される安全性の高い栄養素ですのでサプリメントで摂取するのがおすすめです。

シトルリンはサプリメントで効率良く摂ろう

シトルリンは、血流改善効果に優れた成分。むくみ対策の代表成分であるカリウムと一緒に摂取すれば、デトックスと血行促進のダブルの効果でむくみ体質を徹底ケアすることができます。

サプリメントは、カリウムがたくさん含まれているものを選ぶことが即効性を高める秘訣です。

市販のむくみサプリの中にもカリウム+シトルリンを配合している製品は数多くあるので、そういったサプリを探してじっくり体質改善に取り組んでみて下さいね。