ポリフェノール

ポリフェノールのむくみ解消効果や主な働き、含まれている食べ物、摂取時の注意点などを解説しています。

ポリフェノールが足のむくみ解消に役立つ理由

ポリフェノールには血液の凝固を防ぐ働きがあり、血液がサラサラになることで全身の新陳代謝が高まります。血流が良くなると老廃物がスムーズに排出されるため、むくみの改善に効果的。むくみの原因になる冷えも改善してくれます。さらに二日酔いを軽減する働きを持っているので、お酒を飲むとむくみやすい人にはぴったりの成分かもしれません。

むくみとは体に余分な水分や老廃物が溜まっている状態。本来であれば血管やリンパ管を通って排出されるはずの水分や老廃物が、血行不良によって体内にとどまってしまうことで発生します。血行を良くすることは老廃物の排出を正常に戻す効果があるため、血行促進効果のあるポリフェノールがむくみ解消に良いと言われているのです。

ポリフェノールには5,000以上の種類がありますが、そのすべてがむくみに効果をもつ訳ではありません。血流を改善させる作用がある代表的なポリフェノールは柑橘類に多く含まれている「へスペリジン」や明日葉に含まれている「クマリン」という成分などです。また、明日葉に含まれる「カルコン」という成分には老廃物を取り除く働きがあり、カルコンもむくみの解消に効果的だと言えるでしょう。むくみに悩んでいる人はこの3種類成分に注目してみると良いですよ。

ポリフェノールとは

ポリフェノールとは植物の苦味や渋味、色素に含まれる成分で、自然界に5,000以上の種類が存在していると言われています。種類によって肝機能向上や生活習慣予防、アンチエイジングなどさまざまな働きがあり、女性にとって嬉しい効果が満載の栄養素。どの種類にも共通して強い抗酸化作用があり、体をサビつかせてしまう活性酸素の働きを抑えることで、全身の細胞を若返らせたり、ストレスを軽減したり、ホルモンバランスの乱れを整える効果が期待できます。

代表的なポリフェノール

アントシアニン

主にブルーベリーやカシスに含まれているポリフェノール。青紫色の天然色素成分です。紫外線や外敵から植物の実を守る働きをしていて、強い抗酸化作用を持っています。目の働きを良くする効果があるのが特徴で、眼精疲労の軽減や視力回復をサポートしてくれますよ。

レスベラトロール

サンタベリーやブドウに多く含まれているポリフェノールで、美容に良い成分として注目を集めています。強い抗酸化作用を持ち、細胞の酸化を防ぐことで若々しさをキープ。肌の潤いやハリを高め、美白効果も期待できます。

イソフラボン

大豆や大豆加工食品に多く含まれているポリフェノールです。女性ホルモンとよく似た働きを持つため、女性らしい体をつくる役割や更年期障害を改善する効果があるのが特徴。骨の中のカルシウムが溶け出さないようにしてくれるので、摂取することで骨粗しょう症の予防にもなります。

ヘスペリジン

青みかんや柑橘類の皮やすじに多く含まれているポリフェノール。血流を改善する効果があり、みかんの皮を乾燥させた陳皮という漢方は血の巡りを良くする薬として古くから利用されてきました。血流を改善すること自体がむくみに効果的なうえ、むくみを引き起こす原因の1つである冷え性にも効果があります。

クルクミン

ウコンに含まれる黄色の色素成分。肝臓機能を高める効果があるのが特徴で、体の代謝を上げたりアルコールの解毒作用を促したりしてくれます。お酒をよく飲む人はクルクミンを摂取することで二日酔いを予防できますよ。コレステロール値の減少にも役立ちます。

カテキン

植物に含まれる苦味や渋味のもととなっているポリフェノール。紅茶やウーロン茶に含まれていますが、最も多く含まれているのは緑茶です。ビタミンEの50倍もの抗酸化作用を持つと言われ、人間の細胞をサビつかせてしまう活性酸素を取り除いてくれるので生活習慣予防や感染症予防に効果があります。

タンニン(タンニン酸)

茶葉やワイン、渋柿などに多く含まれるポリフェノールで、口に入れると強い渋味を感じるのが特徴です。収れん作用を持ち、毛穴や腸を引き締めることで制汗効果や整腸効果が期待できます。美肌効果があるため肌に悩みを抱えている人は積極的に摂るのがおすすめです。

ポリフェノールの効果や効能

抗酸化作用

人間の体内に発生する活性酸素は細胞のサビつかせ、あらゆる病気や老化を促進させます。ポリフェノールにはそんな活性酸素を取り除く抗酸化作用があるのが特徴です。ウイルスに対する免疫が高まり、アンチエイジング効果も。5,000種類以上あるほとんどのポリフェノールが抗酸化作用を持っています。摂取から比較的短時間で効果を発揮すると言われていますが、効果の持続性は低いため毎日摂取すると効果的です。

血流改善

柑橘類に含まれるヘスペリジンや明日葉に含まれるクマリンには血流を改善する効果があります。へスペリジンは血管を構成するコラーゲンの生成を助け、末端の血管を強化することで血管のすみずみまで血液を送出。クマリンは血液を固まりにくくする作用があり、血液をサラサラにしてくれます。血流がスムーズになると冷え性・肩こり・頭痛・手足のむくみ・肥満などの改善効果が期待できます。

ダイエット効果

主に緑茶に含まれている「カテキン」に、体内の脂肪吸収を抑え、脂肪排出を促進する効果があると言われています。抗酸化作用によって細胞が若返り、内臓の働きが高まることでさらに脂肪燃焼効果がアップ。代謝が上がるため太りにくい体質になりながらダイエットすることができます。

生活習慣予防

カテキンにはコレステロールの増加を防ぐ働きがあり、生活習慣の予防に効果があります。とくにコレステロール値や中性脂肪値が高くなることで起きる高血圧や糖尿病などの生活習慣病にポリフェノールが有効。動脈硬化の進行を抑制するため、心筋梗塞や脳梗塞の予防につながります。

美容効果

シミやくすみの原因となるメラニンの抑制、コラーゲンの生成を促すことによるしわやたるみの改善、抗菌・抗炎症作用によるニキビや肌荒れの緩和、収れん作用による毛穴の開きや黒ずみの解消など、美容に良い効果があるポリフェノール。実際に化粧品に配合されていたりします。種類によって肌への効果が少しずつ違うので自分の肌状態にあったものを選ぶと良いでしょう。

ポリフェノールが多く含まれている食べ物

ポリフェノールが多く含まれている食べ物を調べてみると、以下のような結果になりました。

1位 ダークチョコレート 1,664mg
2位 ブルーベリー 300mg
3位 いちご 235mg

※100gあたりの含有量

ポリフェノールは果物や嗜好品、カカオや大豆食品など多くの食べ物に含まれている成分です。それぞれに含まれるポリフェノールの種類や効果には違いがあるので詳しく紹介していきます。

果物

ブルーベリー

強い抗酸化作用があり、目の働きを助けるアントシアニンというポリフェノールが含まれています。アントシアニンの正体は青紫色の色素。ブルーベリーが実の中まで濃い青色なのはポリフェノールが大量に含まれている証なのです。

いちご

いちごの実の中にエラグ酸というポリフェノールが含まれています。いちご100gあたりに含まれているポリフェノールは235gほど。抗酸化作用やメラニンの生成を防ぐ働きから、アンチエイジングや美白に効果があると言われています。

ぶどう

ブルーベリーと同じアントシアニンというポリフェノールを多く含むぶどう。とくに皮の中に多く含まれているので、皮ごと食べるのがおすすめです。

嗜好品

ワイン

ポリフェノールが豊富な飲み物と言えば代表的なのがワイン。ぶどうを皮や種ごと発酵して作られるのでポリフェノールの含有量も多くなっています。

緑茶

緑茶にはカテキンというポリフェノールが豊富に含まれています。脂肪燃焼効果や抗菌作用があるのが特徴。効果的な摂取方法は、抹茶にしたり食べ物にふりかけたりして茶葉ごと食べる方法です。

その他

カカオ

抗酸化作用を持つカカオポリフェノールを多く含みます。ココアにして飲むと100mlあたり62gのカカオポリフェノールを摂取することが可能。脂肪分や糖分を多く含んでいるので摂り過ぎには注意が必要です。

大豆食品

大豆食品にはイソフラボンというポリフェノールが豊富。ホルモンバランスを整え、更年期障害や骨粗しょう症を予防する効果があります。煮物やきな粉、納豆は無駄なくイソフラボンを摂取できるためおすすめの摂取方法です。

ポリフェノールはサプリメントで効率良く摂ろう

おやつや飲み物からも手軽に摂取できるポリフェノールですが、摂りすぎには注意が必要です。チョコレートやコーヒーをはじめ、ポリフェノールが多く含まれる食べ物にはカフェインや糖分も多く含まれています。

美味しいからといって毎日大量に摂っていると、健康を害してしまう可能性も…。

むくみの解消には、サプリメントなどを活用して正しい量を継続して摂取するのが安心ですね。ポリフェノールは、むくみはもちろん、若返りにも絶大な効果を持つ成分

とくに20代を過ぎた女性は、積極的に摂取すればいち早くむくみのない美脚が手に入るかもしれません。